RAIN DOGS

ボクラハミンナイキテイル

ベンチで目を閉じ寝ていた我が頭を背後から近付いてきた誰かの手に突然掴まれる、という恐ろしい夢を見て飛び起きた。冷え冷えとした薄曇り。今日から秋用の服に衣替えす。永井荷風 " 江戸芸術論 " を読む。どうやら K は居なくなってしまったようだ。寂しき季節の始まりである。昼餉に、根菜と茸飯・シーフードヌードルを食す。魂のラジオを聴く。帰宅後、部屋の窓を開け放ち下町の夜の静寂に耳を傾ける。煩わしき人の世から落ちぶれた慰安の時を過ごす。夕餉に海老とブロッコリーのサラダを食す。千代菊を呑む。韓国語の発音を学ぶ。