RAIN DOGS

ボクラハミンナイキテイル

快晴。午に街へ出て「城島」という店にて饂飩を食す。その後職安へ。用事を済ますと再び電車に乗りて大宰府へ。数十年ぶりに天満宮へ参拝す。その後国立博物館にてボストン美術館展を鑑賞す。以下に余の好みたるものを挙げ連ぬ。如意輪観音菩薩像(妖艶なり)、普賢延命菩薩像(三頭の白象が良し)、一字金輪像、弥勒如来図像(厠の壁に飾りたし)、拙宗等揚の三聖・蓮図(墨の濃淡が良し)、長谷川等伯の龍虎図屏風(墨の濃淡と龍虎の間合いが良し)、狩野永納の四季花鳥図屏風(鴨の模様が良し)、曾我蕭白の龐居士・霊昭女図屏風(空間と間合いが良し)、曾我蕭白雲龍図(兎に角可愛らし)、曾我蕭白の風仙図屏風。花粉症の症状甚だし。中国語英語を学ぶ。森下くるみ著「らふ」を読む。深更の農道にて大声でラップする青年ありしが、街灯が無きが故に暗闇の中に姿は見えず。聞き耳を立てつつ煙草を喫んでおれば、青年「打ちたてろ、おまえの金字塔」と詠めり。