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風強く雨。デニーズにて朝餉にベーコンエッグサンドイッチを食す。同じホテルの宿泊客らしき50代60代の女を幾人か見かけたり。いずれも一人客であるらしき様子。背が低く小太りの女、給仕を待つ間読み差しの単行本を開きたり。ごちそうさんを観る。上野駅にて北斗星の停車していた姿を撮る。東北新幹線にて青森へ移る。大宮を越えた辺りに鉄塔多し。福島を越えた辺りに新興住宅地の密集する一帯在り。仙台を越えて暫くすると、家屋の造りが変化するように思われる。盛岡の手前辺りに家屋を守るが如く周囲を林で囲む風習あり。色付き始めし山肌の佳し。私の東京町歩き、を読む。青森に着きて JAL シティ青森に宿を取る。暫くして部屋を出で辺りを散策せしが、冷たく湿った風骨に染みうち震えるなり。取り敢えず部屋に戻り灯刻まで休む。その後駅の近くにて助六という串焼き屋に入り、田酒を冷やそしてぬる燗と呑み進め、焼き鳥、浅蜊のシェリー酒蒸しを食す。給仕する女、色白で細面、そこはかとなき色気を有しておれり。