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雨垂れの音にて目を覚ます。新日曜美術館をぼんやりと眺め、それが終わるとサンダルを二足ほど引き摺りながら、近所の仕出し屋へにぎりと厚焼き玉子を買いに出る。Sは軒下の設備器機の上の敷物に鎮座し雨を眺めいたり。緑茶を淹れ雨垂れの音を聴きながら、森山大道 " 新宿+ " を眺める。余りに心地良き事に本日は蟄居するに決めたり。茶を淹れ代え、芋堅干を囓りながら雨を眺める。やはり身体は優れず、横になり " うつせみ " を観る。
借りたDVDを返しに隣町の蔦屋へ。Sは相変わらず同じ場所で雨を眺めていたり。部屋に戻ると妙に疲れてしまい少し横になる。一刻の後、塩やきそばを作りて食す。麒麟麦酒を呑む。" TV見仏記 " を観る。酔鯨を呑む。